「引越し当日に追加料金が発生する」と聞くと、ドキドキしてしまうのは私だけでしょうか。

ただでさえ旧居を離れて新居へ移るという緊張感と、大事な自分の家財が無事に運ばれるのだろうかというちょっとした不安の中にいるので、想定外の事態やトラブルはなるべく避けたいものです。

追加料金としてお金に関わる「想定外」が発生するというなら、なおさらの事。

今回の記事では、引越し当日に追加料金が発生する条件と、それを防ぐための心得についてまとめてみました。

1.引越し当日に追加料金が発生する条件6パターン

1-1. 荷物が大幅に増えた

引越し料金は主に移動距離と荷物の量で決まります。旧居から新居への移動距離は「当日まで分からない」ということは有り得ませんが、荷物の量は引越し当日に変動する可能性があります。

たとえば、

  • 処分する予定だった家具を処分できなかった
  • 荷物の申告漏れがあった
  • 荷物の大きさや種類などの詳細の伝達ミスがあった

などがあると、荷物の量が増え、それに応じた大きさのトラックが必要になります。小さなものなら良いですが、大きな家具の場合は”トラックに積みきれない!”という事態になり、トラックの種類を変更したり台数を増やしたりしなければならないことも有り得ます。

また、搬出や搬入に予定以上の時間がかかった場合は、延長料金がかかります。

1-2. 梱包していなかった

引越しのサービスには「梱包」というオプションがあります。依頼者に変わって引越し作業員が荷物の梱包をしてくれるというありがたいサービスですが、もちろん無料ではなくオプション料金がかかります。

したがって、本来は予定していなかった梱包サービスを利用することによってオプション料金を支払う必要があります。

また、それによる搬入搬出時間の延長料金もかかる可能性があります。

1-3. 特殊な荷物の申告漏れがあった

特殊な荷物というのは、例としてグランドピアノ、金庫、コピー機などの重量物が挙げられます。その他にも特別に重いものや運ぶのに注意が必要なもの(芸術品や高級品、植物、ペットなど)も含まれることもあります。

これらの特殊な荷物は、搬入・搬出の際の移動距離「段差の数」によって追加料金を発生させてしまうのです。

1-4. 引越し先の建物前の道路が狭い

引越し先の建物前の道路に充分な幅がない場合、引越しのトラックが入り込めずに建物からすこし離れた場所に駐車せざるを得なくなります。

そうすると搬入にかかる移動距離が長くなり、大幅なタイムロス。当然、追加料金につながります。

1-5. エレベーターがない

もしも引越し先が3階以上でエレベーターがない建物の場合も、追加料金が発生する可能性があります。

事前に伝達済みであれば、引越し業者もそれに対して引越し計画を立ててくれるので問題ありませんが、「引越し当日に分かる」「現地で初めて分かる」というのが引越し業者にとってとても不利益なことですね。

1-6. 特殊機材を必要とする

何らかの事情で荷物を搬出・搬出ができない場合、たとえば

  • 出入り口から荷物が出せなかった or 入らなかった
  • エレベーターがなかった

など、「クレーン車が出動しなければならない」ような状況の時にも、追加料金がかかります。

クレーン車を利用して、部屋の窓やベランダ・バルコニーへ直接、荷物を搬入することになります。

クレーン車自体の手配は2,3万円ほどで可能なようですが、肝心なのは引越し当日にお金をすぐ手配できるかどうかということです。

 

2.当日に追加料金を取られないように防ぐ3つの方法

2-1. 引越しの荷物の種類や大きさは漏れなく伝えておく

荷物の大きさや重さのイメージや感覚は人によって違います。たとえばこちらが「小さいソファ」だと思っていても引越し業者つまり一般的には「大きなソファ」の部類に入るものであったり。

ソファはソファでも「ソファベッド」であったり。

引越し業者に見積もりを出してもらうにあたって自己申告した荷物量と、実際の引越し時の荷物量の差が大きくなると、追加料金の可能性も上がります。

特に大物の家具の場合は「タテ・ヨコ・奥行き」それぞれの長さを測って引越し業者へ伝達しておくぐらいの慎重さをもって臨んだ方が良いでしょう。

2-2. 訪問見積もりに来てもらう

引越しの見積もりはインターネットで完結させられることもありますが、よほど無理な事情がない限り、「訪問見積もり」に来てもらうことをおすすめします!

そうすれば前項2-1.に挙げたような双方の行き違いや手間がなくなって、引越し当日に追加料金が発生するという事態を逃れることができます。

申告漏れがないかどうか、かなり細かいところまで聞いてくれるので、「うっかり伝え忘れていた!」ということも極力防ぐことができそうです。

また、引越し業者の専門的な目による的確な荷物量のイメージができて、「余裕をもたせて実際の荷物量より大きめのトラックにしておこう」ということも防げ、引越し料金自体の節約にもなります!

ちなみに、訪問見積もりには料金はかかりません。

2-3. 新居の情報は詳細に伝えておく

さて、旧居には訪問見積もりに来てもらえるという心強い手段がありますが、残念ながら新居へは見積もりに来てくれるわけではありません。

したがって、新居の建物の情報はこちらが把握しておく必要があります。

たとえば、

  • エレベーターの有無
  • 駐車スペースがあるのかどうか
  • 建物の前の道路幅はどのくらいか

など。

これらも、引越し当日になって引越し計画を大幅に変更しなくてはならないような「想定外」を防ぐための手段です。

新居へ一度も行かないということはないでしょう。新居へ訪れる何かのついでの時にでも、建物の状況を確認しておくことはそれほど大変ではありません。

ぜひ、搬入時のこともイメージしておきましょう。

 

まとめ

引越し料金は、単純に引越し作業にかかる費用の他に、新居への初期費用や新生活準備のための費用なども含めると、数十万円は越してしまうこともあるかもしれません。そのような中で引越し当日に追加料金がかかるとなったら、悲鳴をあげたくなってしまいます。

しかし、重要なのは見積もり・計画」と「実際の引越し時」のギャップを埋めることです。

それには引越し業者との綿密なコミュニケーションが必要となり、逆を言えばそれさえしっかりしておけば、引越し業者は最適な引越し計画を立ててくれるでしょう!

番外編として万が一、理不尽だと感じる追加料金を請求されたら…消費生活センターへ相談しましょう。