「いざ、引越しだ!」となって準備を進めるさなか、「この家具ってどうやって運ぶんだろう?」とふと疑問に思うことがあります。

たとえばそれは、ものすごく重いものだったり、大きなものだったりする時などに。

はたまた新居が決まっている場合は、「この家具ってあの家に入るのかなぁ」なんていう一抹の不安がよぎるかもしれません。

それがどうしても一緒に持っていきたい家具ならば尚更です。

そのような引越しをする時には、「クレーンを使う」という手段もあります。

クレーンを使うというと特別なように聞こえますが、引越し業界では普通に使われる手段のひとつであり、大手引越し業者はクレーンを所有しているほどです。

ではどのような時にクレーンを使うと良いのか、逆に使えない時はどのような時なのか、そして使える場合の費用は?

など、引越しに伴うクレーンの利用についてご紹介します。

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どういう状況だとクレーンを使う必要があるのか?

それでは、実際にクレーンを使う必要があるのはどのような時なのか?

具体的に見ていきたいと思います!

大型家具の場合

グランドピアノ、大型冷蔵庫、クイーンサイズやキングサイズのベッドなど、重くて特大サイズのものは運ぶこと自体がとても大変なために、クレーンを用いて直接お部屋から外へ搬出したり、または外から直接お部屋へ搬入をしてしまう方が合理的になります。

一般的なベッドは解体できるように作られているようですが、マットレスは解体できないですね!

そして医療用やソファベッドなど特殊なベッドも解体ができないことから、クレーンで搬出・搬入を行うことが多くなっています。

また、ピアノの場合はピアノ専門の運送業者にお任せするのが安心になります。

出入り口や通路が狭い場合

引越し業者さんはベテランさんであればあるほど、数多くの物件の引越しを経験されています。

素人では到底考え付かないような絶妙な傾きや角度や方向で、大抵の物件はクリアしてしまいます。(さすが、その道のプロ!)

しかしそんなプロフェッショナルたちでも、どうにもできないこともあります。

たとえばコーナーが多い廊下や、らせん階段、狭い玄関など。

そもそも人間にとっても狭さを感じる空間に、人間より大きな家具を運び込むことの方が理不尽というものなのです。

また、人間ならその都度体勢を変えたりすればいろいろなところへ入り込めますが、家具は硬いし丈夫だし、そうそう曲げられるものではありませんものね。

そのような時には物件の中を通るよりも、クレーンを使って外への通り道を作ってしまうということが有効になるのです。

引越しを短時間で済ませたい場合

何らかの理由で、引越しを短時間で済ませたいこともあります。

そのような時には、人力による搬入・搬出と同時進行でクレーンによる搬入・搬出を行うようになります。

引越しシーズンは特に引越し業者もスケジュールが詰まっています。

エレベーターが使えない場合

エレベーターが設置されていない物件では当然ながら、階段を使うしかありません。

しかしその階段も幅が狭くて大型の家具が通らないこともあります。

もしくはエレベーターが設置されていても、引越し作業に使わせてもらえない場合があります。

集合住宅の場合は他の住人に配慮してのことになりますね。

逆にどういう状況だとクレーンが使えないのか?

クレーンを使うと解決することもあれば、クレーン自体を使えないということもありえます。

たとえばこのような状況です。

建物の前に駐車できない

クレーン車は大きな車両です。

建物の前の道路が狭くて止められないこともあります。

また、駐車できるスペースがあったとしても電柱や街路樹が邪魔になって搬入・搬出が安全にできない場合は、クレーンを使うことができません。

窓が小さい

クレーンを使う場合は窓やバルコニー、ベランダなどからアクセスします。

しかしせっかくクレーンで地上階の外から2階や3階へ直接アクセスできるのだとしても、家具が通れるだけの入り口がないというのであれば、”振り出しに戻る”です。

クレーンを使うという手段に安心したいところですが、さて、窓の大きさは充分にあるでしょうか?

引越しって、つくづく大変ですね…。

高層階すぎる

大手の引越し業者は大抵の場合、クレーンを所有しています。

しかしそのクレーンが対応しているのは地上3階くらいまで。

そのクレーンでは届かないような高層階になると、引越し業者は大型クレーンをレンタルしてくる必要があります。

(もしくは自分で大型クレーンとクレーン作業員を手配するという方法もあるにはあるようですが…。一般人には少しハードルが高いかもしれません。)

そして当然ながら大型クレーンのレンタル費用はこちらが負担することになります。

費用については次項でご紹介しますが、あまり現実的な金額ではありません。

 

なお、最近のタワーマンションは大型荷物専用のエレベーターが設置されているところも増えてきています。

ということは、お部屋も広くて置ける家具も大きくなっているということですね。

お金持ちの層が厚くなって、住居環境も変化しているのです。

万が一の注意点として、クレーンもエレベーターも使うことができずに階段で運ぶ場合があるとすると、その階数によって追加料金がかかります。

夜間の引越し

クレーン作業はそれなりの重量のあるものを高所に持ち上げたり移動したりする作業なので、危険も伴います。

そして重機を動かしているということもあり、騒音も出ます。

よって、夜間にはクレーンを使った作業はできないと考えてください。

 

引越しでクレーンを使うとなったら費用はいくらかかる?

クレーンを所有している引越し業者であれば、追加料金はかかりません。

クレーンを所有していない場合は、別の業者からクレーンをレンタルする費用がかかります。

その費用はおよそ2〜5万円くらいが一般的になります。

3階まで3階以上というのがひとつのボーダーラインになるようですが、3階までであれば引越し業者が所有しているようなクレーンで対応できることが多く、3階以上は大型のクレーンが必要になります。

 

大型クレーンは引越し業者が所有しているようなものよりもさらに本格的なクレーンなので、値段も跳ね上がります。

運ぶものの重量や搬入・搬出に必要な高さによって大型クレーンの規模も変わるので一概には言えませんが、10万円は軽く超えることになってしまいます。

しかもそれだけの高所作業となれば、道路に警備員が配備される必要も出てきます。

(もはや一個人や一世帯の枠を越えてしまいそうですね…。)

必要な人員が増えれば、その分費用も加算されていきます。

 

クレーンが必要かどうか判断するにはどうすればいい?

絶対的に、訪問見積もりにきてもらうことをおすすめします!

クレーンが必要かどうか、というのは、家具の大きさや重さから判断できることもあるかもしれませんが、実際にクレーンが搬入・搬出をできる物件や場所であるのかどうか、というのは専門家に見てもらうのが確実です。

必要なクレーンの規模も問題になってきます。

もしも引越し当日になって、「運び出せない」「運び入れられない」「これはクレーンでないと無理!」などという問題がでてきたりしたら、最悪の場合、引越し日を改めなければいけないかもしれません。

訪問見積もりに来てもらうことがどうしても難しい場合は、引越しの依頼や見積もりをする時に以下の項目を事細かに調べて伝えておくことが必要です!

 

  • 現場の状況(通路の形状、入り口の広さなど)
  • エレベーターの有無や利用可能かどうか
  • 搬入・搬出する家具の詳細大きさ重さなど)

 

まとめ

「クレーンを使う」という選択肢があることで、お気に入りであったり必要不可欠な家具を新居へも持って行くことができる、という希望が持てますよね。

しかしクレーンを使うにしても場所や状況の制限があります。

また、クレーンのレンタル費用が必要な場合は、家具そのものよりもそのレンタル費用の方が高額になってしまうなんてことも有り得ます。

できれば大事な家具はすべて持っていきたいところですが、家具をあきらめるという選択肢も心のどこかに用意しておいた方が良いですね。

(そう考えると、解体して再度組み立てができるような家具はいくら大きくても持って行けそうなので、引越しの時に便利ですね。)

引越しのプロの方たちはいろいろな物件の搬入や搬出を経験しているし、一般的に住居や道路が狭いことも私たちよりずっと分かっています。

だからこその工夫があるので、引越し業者さんに相談してみてください。