今回の記事では、引越し1回に必要となる具体的な費用についてまとめてみました。

荷物が多い一人暮らし、荷物が多い一人暮らし、同居や新婚生活の二人暮らし、子供が生まれて三人暮らし、子供が増えて四人暮らし、それぞれ引越しにかかる荷物の量が変わってきます。

つまり引越し費用も大きく変わってきます。

どこにどのような費用がかかって、それはいくらぐらいなのか、少しでも安く抑えることはできるのかどうか、荷物量ごとの引越し費用の平均相場を一覧表でまとめました。

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引っ越し費用の他にどんな支払いが必要?支払い項目リスト

それでは具体的に、引越し1回につき発生する費用にはどのような種類があるのでしょうか?

主に必要となる費用はこちら

  • 旧居の修繕費
  • クリーニング代
  • 不用品の処分費
  • 新居の仲介手数料
  • 敷金
  • 礼金
  • 家賃前納
  • 火災保険料

必須で必要となる、ある程度まとまった金額のものは上記のようなものが挙げられます。

その他、住所変更に伴う手続き費用(たとえば転出届や転入届、住民票の発行、車の住所変更など)については、それぞれ数百円ほどかかります。

郵便物の転送は手続きをすれば無料でしてくれますし、電気・ガス・水道、インターネットなどの住所変更も費用はかかりません。

旧居の敷金は戻ってくるの?

旧居を退去した後で請求される、修繕費やクリーニング代は、基本的には借主の負担となっているところが多くなっています。(詳しくは入居時に交わした賃貸契約書をご確認ください。)

生活と共についてしまった汚れや傷、経年劣化などについては、その物件に住んでいた年数が長いほど、借主の負担は軽減されていきます。

この時に重要なのが、入居時に支払った「敷金」です!敷金はデポジット(一時預かり金)なので、退去時の修繕費やクリーニング代に充当されます。

これまでの私の経験では、「きれいに使っていたから敷金がまるまる返ってきた!」という友人がいました。

そのイメージがあったので自分の引越しの時にも期待を抱いていたのですが、基本的なクリーニング料に加えてクロス(壁紙)張り替え、壁の修繕など項目がずらっと多くなり、敷金で相殺しても追加で10万円弱の出費になったことがありました。

こちらの費用を算出しているのは不動産など仲介となる業者なので、その業者によって項目や料金が違います。

良心的なところもあれば、何かと理由をつけて高額な費用を請求してきたりするところも…。

どこまでが借主の負担するべき項目であるのか、改めて賃貸契約書を熟読する必要がありますね。

そして「ん?」と思うような疑問を感じる項目が追加されていたら、確認・交渉してください!

交渉次第では半分以下の金額になったりすることも事例としてあります。

もしも不安な時は、消費者生活センターに相談してみてくださいね。

引越し以外でいくらかかる?

では金額として見ていきましょう。

不動産の規定や物件の面積や使用状況、家賃によって違いますが、あくまでも平均値や相場を目安にしたざっくり金額としてイメージしてください。

引越し以外にかかる費用のざっくり目安

例:一人暮らし、旧居・新居共に家賃10万円の場合

  • 旧居の修繕費・クリーニング代(敷金相殺後の追加分として):5万円
  • 不用品の処分費(例:ベッドのような大きな家具1点と家電2点の処分を業者に依頼した場合):2万円
  • 新居の仲介手数料:5万円(家賃0.5ヶ月分を上限としている)
  • 新居の敷金・礼金:20万円(それぞれ家賃1ヶ月分として)
  • 新居の家賃前納分:10万円(月の途中で入居開始する場合は日割りで家賃が発生することもあり)
  • 火災保険料(2年間適用):2万円
  • 鍵交換費用:2万円
  • 家具や家電の購入費・生活雑費:4万円

合計:50万円

補足として、

  • 旧居の短期解約違約金(これが定められている物件で、契約年数に満たない場合):10万円(家賃1ヶ月分)
  • 新居の賃貸保証料(保証人が立てられない場合):5万円(目安として家賃0.5〜1ヶ月分)

が必要となる人もいるかもしれません。

いやはや…結構なまとまった額が必要になりますね。

そして肝心な引越し費用については、

  • 1人暮らし・単身
  • 同棲・新婚などの2人暮らし
  • 3人家族
  • 4人家族

など、引越しの荷物の量によって料金が変わってきます。

そして移動距離や引越し時期も大いに関わってきます。

次の項からそれぞれにまとめてみました!

一人暮らし・単身赴任の引越し費用の相場

前項までは”引越し以外にかかる費用”を見てきましたが、では”引越し自体にはいくらぐらいをイメージしておけば良いのか”という重要ポイントを確認してみたいと思います!

引越し料金というのは、

基本運賃+実費+付帯サービス

で計算されます。基本運賃というのは距離に応じて変化したり、引越しの作業時間に応じて決まります。

実費というのは段ボールなどの梱包材や高速道路の交通費などで、付帯サービスというのはプラスαのオプションをつける場合に発生します。

したがって、「付帯サービス」はともかく、引越し料金の金額を左右するのは、「移動距離」(基本運賃)と「荷物の量」(実費)になります。

引越しが一番混み合うシーズンは2〜4月の間で、料金も割り増しになっています。

それ以外の時期は月ごとに大きな変化はなく、平均的な件数が続きます。

ということで、

  • 引越し荷物量(1人 or 2人 or 4人家族)
  • 繁忙期か通常期か
  • 移動距離

これらを基準として引越し料金の平均的な金額をまとめてみました!

引越し費用の目安(一人暮らし・単身赴任の場合)※荷物少なめ

繁忙期(2・3・4月)

通常期(5〜1月)

50km未満(同都道府県内) 47,620円 36,049円
200km未満(同地方内) 45,822円 42,068円
500km以上(遠距離) 67,202円 61,483円

上記は”荷物が少ない人”の平均です。

では”荷物が多い人”は?

引越し費用の目安(一人暮らし・単身赴任の場合)※荷物多め

繁忙期(2・3・4月)

通常期(5〜1月)

50km未満(同都道府県内) 58,198円 45,379円
200km未満(同地方内) 71,510円 60,758円
500km以上(遠距離) 111,650円 96,128円

いかがでしょう?荷物が多いと金額もぐんと上がります。

荷物の多い・少ないによる費用比較(一人暮らし・単身赴任の場合)※繁忙期
引越し費用平均

<荷物多め>

引越し費用平均

<荷物少なめ>

差額
全移動距離平均 68,272円 48,849円 19,423円
15km未満
(同市区町村内)
52,975円 39,259円 13,716円
50km未満
(同都道府県内)
58,198円 47,620円 10,578円
200km未満
(同地方内)
71,510円 45,822円 25,688円
500km未満
(近隣地方)
91,084円 53,211円 37,873円
500km以上
(遠距離)
111,650円 67,202円 44,448円

同棲・新婚・二人暮らしの引越し費用の相場

では次に、カップルやご夫婦などの2人世帯はどうかというと?

引越し費用の目安(同棲・新婚など二人の場合)

繁忙期(2・3・4月)

通常期(5〜1月)

50km未満(同都道府県内) 82,184円 67,996円
200km未満(同地方内) 100,520円 81,902円
500km以上(遠距離) 200,266円 151,881円

こちらの比較では、繁忙期と通常期の金額の差が顕著にみられるようになってきました。

3人家族の引っ越し費用の相場はどれぐらい?

では、3人家族の引越し費用はどのくらいなのか?

見てみましょう!

引越し費用の目安(3人家族の場合)※繁忙期

引越し費用平均

全移動距離平均 114,570円
15km未満(同市区町村内) 90,301円
50km未満(同都道府県内) 107,916円
200km未満(同地方内) 131,692円
500km未満(近隣地方) 176,951円
500km以上(遠距離) 265,826円

では例によって、繁忙期と通常期の差額も見てみます。

繁忙期と通常期の費用比較(3人家族の場合)

引越し費用平均
<繁忙期>

引越し費用平均
<通常期>

差額

全移動距離平均 114,570円 86,694円 27,876円
15km未満
(同市区町村内)
90,301円 74,875円 15,426円
50km未満
(同都道府県内)
107,916円 83,365円 24,551円
200km未満
(同地方内)
131,692円 98,234円 33,458円
500km未満
(近隣地方)
176,951円 136,497円 40,454円
500km以上
(遠距離)
 265,826円  185,316円  80,510円

引越しは単身者でも一苦労なのに、家族となるとさらに荷物も多いし、引越し準備にかかる時間も馬鹿になりません。

それでも融通が利きそうであれば、やはり繁忙期よりも通常期を狙って引越し費用を抑えてください。

4人家族の引越し費用の相場

最後に、家族の場合を見てみます。

4人家族の引越しには、いくらかかる?

引越し費用の目安(4人家族の場合)

繁忙期(2・3・4月)

通常期(5〜1月)

50km未満(同都道府県内) 131,835円 112,698円
200km未満(同地方内) 176,924円 131,694円
500km以上(遠距離) 297,437円 228,252円

引越しって、こんなにお金がかかるものなのですね…!

私自身も記事を書いていて衝撃を受けています。

引越し費用を安く抑える10つのコツ

繁忙期を避ける

上記でもしつこいほどご紹介してきましたが、繁忙期は引越し料金が割高になります。

引越し時期をご自身で調整できる場合は、繁忙期を避けて通常期である5月〜1月に引越しをしてください!

なお、通常期であればどの月も大きな違いはありません。

荷物をできるだけ少なくする(トラック何台分か相談してみる)

「荷物が少ない方が安くなる」というのはわかりました。

でも、「少ない」ってどのくらいのことを言うの?

と思いますよね。

以前引越し業者に依頼した時に聞いたことがあるのは、トラックの大きさと台数で料金が変わるということです。

つまり、できるだけ小さいトラックに収まるようにするとか、トラックが大きい場合は1台分に収まる量にするとか、という工夫ができますね。

トラックの種類と、そのトラックに載せられる大体の荷物量は

  • 1〜2t:3畳のお部屋分くらい
  • 2tロング〜3t:4畳半のお部屋分くらい
  • 4t:8畳のお部屋分くらい

というように考えられます。

といっても、具体的にはイメージしづらいでしょう。

詳しくは実際に引越し業者の方に見積もり訪問をしてもらって、どのトラックで何台分に相当するのか、あとどのくらい荷物を減らせばトラックの規模や台数を減らせるのか、などを相談してみてください。

一括見積もりを利用して最も安い業者に依頼する

色々な引越し業者の料金を比較して決めたいけれど、それって結構な労力を伴います。

そのような時に便利なのが、「一括見積もり」です。

簡単な情報を入力するだけで、引越し業者各社から見積もりが提示されてきます。

さらには、各社とも比較されていることがわかっているので、より安く、より安くという競争が起こります。

よって、一括見積もりを経由することによって引越し料金はとても安くなります。

私もこの一括見積もりを利用したことがありますが、

  • 2tロングトラック1台分の荷物量
  • 引越し時期は通常期の10月

という状況で2万円で引越しを依頼することができました。

一括見積もりサービスは一度に多数の引越し業者の見積もりを取れる反面、多数の引越し業者に自分の連絡先を提供していることになります。

私の時は激しい電話営業が数分ごとに続きました…。

(電話営業がしつこい業者にはもちろん依頼する気にはならず、他に好感が持てて安く請け負ってくれる業者に依頼しましたが。)

マイナスな面もありますが、便利なことも確かです。

せめて、見積もりを取る業者と何社に依頼するのかを自分で決めることができたら、気分も違いますよね。

以下のSUUMOの一括見積もりサイトからであれば、それができます。

ご参考までに。

交渉する

できれば見積もり訪問をしてもらうことをおすすめします。

もしも荷物を減らして料金を安くしたい場合、どの程度減らせば安くなるのかというところも相談できますし、訪問に来てくれた営業マンもなんとか安くして依頼を受けたいと頑張ってくれるはずです。

度を超えた値切りはナンセンスですが、専門家の知恵を借りながら、相互にとってより良い策が見つかるように交渉してみてください。

また見積もり訪問にはもうひとつ利点があって、必要なトラックの規模を正確に割り出してくれるところです。

実際に荷物の種類や量を見てもらわない場合、引越し業社は余裕をもたせて大きめのトラックを用意してきてくれます。

「もっと小さいトラックで良かったのに…」と言ったところでお金が返ってくるわけではありません。

やはり訪問して見てもらうのは大事なことになります。

運送会社の単身パックを利用する

クロネコヤマトや日通などの運送会社は、単身者向けに引越し用のパック料金を提供しています。

クロネコヤマトの場合、1ボックス(押入れ一段分くらい)で最安値12,000円(税抜)からやってもらえますよ。

詳しくはこちらのサイトからご確認ください。

一方、日通の単身パックはSサイズで15,000円(税抜)から。

このSサイズというのは、上記のクロネコヤマトの単身パックとほぼ同量くらいと考えてください。

さらにはもう少し多めのLサイズ16,000円(税抜)から、というプランもあり。

一見の価値はありそうです!

詳しくはこちらから。

なお、移動距離や荷物量、引越し時期によっては引越し業者に依頼する料金よりも高くなってしまうこともあります。

よくよくシミュレーションをしてみて、ご自身に合った手段を選んでください。

月の真ん中ごろを狙おう

引越し費用が割高になる時期は繁忙期以外にもあって、月の初めと月の終わりにも多少高くなります。

繁忙期が避けられない場合は、一ヶ月の中で時期の調整をしてみるのがおすすめです。

平日を狙おう

また、土日祝日に引越しが集中するというデータもあります。

忙しくて平日は会社を休めないという会社員の方がほとんどだと思いますが、引越しは身も心も疲れる一大イベントです。

土日祝日はしっかりと休養するためにとっておいて、平日を引越し日に充てるのも費用面からも精神面からもおすすめです。

時間帯でも料金は変わる

一日のうちで朝早いほど引越し料金は高く、夜に近づくほど料金は安くなります。

気分としては朝一番に引越しをしてしまって、明るいうちに新居のお掃除や荷物整理をしておきたいもの。

でもそのあたりに強いこだわりがないようであれば、夜に引越し作業をしてもらうのも料金を安く抑えるコツです。

ただし繁忙期は引越しスタッフは何件も掛け持ちしています。

予約時間に遅れる可能性も踏まえた上で、引越しの時間を調整してください。

時間を指定しない・日にちの候補はいくつか提示してみる

こちらから時間を指定しないことで、引越し業社も時間の融通を利かせることができ、結果、料金を安くしてくれることもあります。

ただし、「何時に来るかわからない」というのもストレスですね。

のんびりと待っていられる、金額を極限まで抑えたいならこちらの方法がおすすめです。

また、引越し可能な日にちをいくつか提示して、その中で最安にしてもらえる日に決定するのも賢いやり方になります。

JAFカードやクレジットカードの特典を利用する

JAFカードクレジットカードをお持ちであれば、特典を確認してみてください!

特典の中に引越しサービスが含まれてはいないでしょうか。JAF会員の方は、こちらのJAF会員優待情報 の検索項目でジャンルを「暮らし」キーワードに「引越し」と入力して検索してみてください。

有名な大手引越し業社がずらっと出てきます。

どの引越し業社が割引になるかというのも、クレジットカード会社によって違います。

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まとめ

引越し費用はできるだけ抑えたいところですが、あまりに安さを追い求めすぎると、引越し作業のクオリティにも差し障ります。

(例えば、ベテラン作業員よりも経験の浅いスタッフやアルバイトが派遣されるなど)

引越し費用をできるだけ安く抑えるためには、引越し時期を繁忙期をずらして設定することが有力な手段ですが、都合もあるのでそううまくはずらせないかもしれません。

また、不用品回収業者なども引越しサービスを行っていたりしていて、料金はかなり安めです。

不用品処分も併せて考えると手間も減って魅力的ですが、荷物の扱いや信用できる企業かどうかなど、よりシビアな目を持って選択することが求められます。

他には、礼金なしの物件も最近は増えているようなので探してみるとか、当たり前のことですが処分するものと新たに購入するものを少なくする、つまりものを大切に長く使う、ということも現実的なところですね。

私自身、引越しは3回ほど経験をしておりますが、実際に引越し業者に依頼したのは1回で、それ以外はレンタカーで大きめのワゴンを借りるなどして対応していました。(近距離の引越しであったからこそできたことですが…)

一度に荷物が乗り切らずに何往復かしたりとなかなか大変な作業でしたが、業者に依頼する金額を考えると、時間と労力と引き換えにはなりますが、その分かなりの節約になります。

また、引越し業者に依頼した時にも、2人分の荷物量で関東の近隣県間の移動であったからか、2万円でお願いすることができました。

時期は通常期である10月です。

平均的な金額よりかなり安いですよね!

なぜそこまで安くできたのか?ひとつ思い当たるのは、複数の引越し業者の料金見積もりを比較できるサービス、一括見積もりを経由したからかもしれません。

ただし、いろいろな引越し業者に氏名や電話番号などの個人情報が知れ渡った上、いくら断っても何度も電話をかけてくる業者もありました。(ここでは名前を挙げませんが、とても有名な大手の引越し業者です。)

一括見積もりはとても便利なサービスですが、そのようなリスクもあるということを知った上で利用されるのが良いかと思います。

※こちらの記事でご紹介した引越し費用平均は、不動産・住宅サイトSUUMO(スーモ)の利用者口コミデータによるものです。

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