引越しは新しい生活をスタートさせるという期待もありますが、かなりの出費を被るイベントでもあります。新しい場所での生活環境を快適なものに整えるためにも、引越し自体に要する費用はできるだけ抑えたいところです。

そこで今回は、引越しが初めての人でも大丈夫。気になる引越し費用の相場を知って、不安なく引越しに臨みましょう。また、引越し費用を少しでも安く抑えるコツをご紹介します。

一人暮らしや単身赴任の引越し費用の相場はどれぐらい?

一人暮らしや単身赴任の引越し費用の相場は、スバリこのようになっています。

引越し費用の目安(一人暮らし・単身赴任の場合)※繁忙期

引越し費用平均

全移動距離平均 68,272円
15km未満(同市区町村内) 52,975円
50km未満(同都道府県内) 58,198円
200km未満(同地方内) 71,510円
500km未満(近隣地方) 91,084円
500km以上(遠距離) 111,650円

さて、こちらの表は、「繁忙期」と言われる2〜4月の引越しシーズンに引越しをした場合の費用平均となっています。繁忙期には引越し費用が割高になっています。

お仕事の都合だと、急に転勤が決まることもよくあることでしょう。そのような場合には、新年度に合わせて新天地に越せるようにと、どうしても2月とか3月という時期になってしまうのかもしれません。

また、進学で引越しをするような場合にも、春休みにならないと引越しは難しいですよね。2〜4月に引越しが集中するのも納得です。

引越し費用を安く抑える方法 その1:繁忙期を避ける

でもこの引越し費用、どうにか安く抑えられないのでしょうか?

ひとつの手段としては、繁忙期を避けて引越しをすることです。現実的に可能かどうかは一旦置いておいて、費用を比較してみましょう。

繁忙期と通常期の費用比較(一人暮らし・単身赴任の場合)

引越し費用平均

<繁忙期>

引越し費用平均

<通常期>

差額

全移動距離平均 68,272円 54,132円 14,140円
15km未満

(同市区町村内)

52,975円 45,460円 7,515円
50km未満

(同都道府県内)

58,198円 45,379円 12,819円
200km未満

(同地方内)

71,510円 60,758円 10,752円
500km未満

(近隣地方)

91,084円 77,052円 14,032円
500km以上

(遠距離)

111,650円 96,128円 15,522円

なにかと物入りな引越しですし、学生さんや新社会人の方などは、資金に余裕がないという人もいるでしょう。繁忙期を避けて引越しをできそうな場合は、検討してみるのも良いでしょう。

引越し費用を安く抑える方法 その2:荷物を少なめにする

さらにもうひとつ、引越し費用を抑える方法があります。

それは、荷物を少なくすることです!

引越し費用は、移動距離荷物の量によって決まります。移動距離は変えられないとしても、荷物の量は変えることができますよね。

参考までに、荷物が多い場合と少ない場合との引越し費用平均をご紹介します。

荷物の多い・少ないによる費用比較(一人暮らし・単身赴任の場合)※繁忙期

引越し費用平均

<荷物多め>

引越し費用平均

<荷物少なめ>

差額

全移動距離平均 68,272円 48,849円 19,423円
15km未満

(同市区町村内)

52,975円 39,259円 13,716円
50km未満

(同都道府県内)

58,198円 47,620円 10,578円
200km未満

(同地方内)

71,510円 45,822円 25,688円
500km未満

(近隣地方)

91,084円 53,211円 37,873円
500km以上

(遠距離)

111,650円 67,202円 44,448円

いかがでしょう?

繁忙期と通常期の比較よりもさらに、差額が大きくなっています。

時期の調整よりも荷物量の調整の方が、現実的だし自分の采配でできることです。

新生活のスタートに向けて、すっきり断捨離をしてみても良いかもしれませんね!

引越し費用を安く抑える方法 その3:運送会社の単身パックを利用する

クロネコヤマトや日通などの運送会社は、単身者向けに引越し用のパック料金を提供しています。

クロネコヤマトの場合、1ボックス(押入れ一段分くらい)で最安値12,000円(税抜)からやってもらえるそうです。詳しくはこちらのサイトからご確認ください。

一方、日通の単身パックはSサイズで15,000円(税抜)から。このSサイズというのは、上記のクロネコヤマトの単身パックとほぼ同量くらいと考えて良いと思います。

さらにはもう少し多めのLサイズ16,000円(税抜)から、というプランもあり。一見の価値はありそうです!詳しくはこちらから。

なお、移動距離や荷物量、引越し時期によっては引越し業者に依頼する料金よりも高くなってしまうこともあります。よくよくシミュレーションをしてみて、ご自身に合った手段を選びましょう。

3人家族の引っ越し費用の相場はどれぐらい?

では、3人家族の引越し費用はどのくらいなのか?見てみましょう!

引越し費用の目安(3人家族の場合)※繁忙期

引越し費用平均

全移動距離平均 114,570円
15km未満(同市区町村内) 90,301円
50km未満(同都道府県内) 107,916円
200km未満(同地方内) 131,692円
500km未満(近隣地方) 176,951円
500km以上(遠距離) 265,826円

では例によって、繁忙期と通常期の差額も見てみます。

繁忙期と通常期の費用比較(3人家族の場合)

引越し費用平均

<繁忙期>

引越し費用平均

<通常期>

差額

全移動距離平均 114,570円 86,694円 27,876円
15km未満

(同市区町村内)

90,301円 74,875円 15,426円
50km未満

(同都道府県内)

107,916円 83,365円 24,551円
200km未満

(同地方内)

131,692円 98,234円 33,458円
500km未満

(近隣地方)

176,951円 136,497円 40,454円
500km以上

(遠距離)

 265,826円  185,316円  80,510円

引越しは単身者でも一苦労なのに、家族となるとさらに荷物も多いし、引越し準備にかかる時間も馬鹿になりません。それでも融通が利きそうであれば、やはり繁忙期よりも通常期を狙って引越し費用を抑えられると良いですね。

その他、引越し費用を安く抑えるコツは次項にてご紹介したいと思います。

 

引越し費用を安く抑える9つのコツ

繁忙期を避ける

上記でもしつこいほどご紹介してきましたが、繁忙期は引越し料金が割高になります。

引越し時期をご自身で調整できる場合は、繁忙期を避けて通常期である5月〜1月に引越しをしましょう!

なお、通常期であればどの月も大きな違いはないようです。

荷物をできるだけ少なくする(トラック何台分か相談してみる)

「荷物が少ない方が安くなる」というのはわかりました。でも、「少ない」ってどのくらいのことを言うの?と思いますよね。

以前引越し業者に依頼した時に聞いたことがあるのは、トラックの大きさと台数で料金が変わるということです。つまり、できるだけ小さいトラックに収まるようにするとか、トラックが大きい場合は1台分に収まる量にするとか、という工夫ができそうです。

トラックの種類と、そのトラックに載せられる大体の荷物量は

  • 1〜2t:3畳のお部屋分くらい
  • 2tロング〜3t:4畳半のお部屋分くらい
  • 4t:8畳のお部屋分くらい

というように考えられます。といっても、具体的にはイメージしづらいでしょう。

詳しくは実際に引越し業者の方に見積もり訪問をしてもらって、どのトラックで何台分に相当するのか、あとどのくらい荷物を減らせばトラックの規模や台数を減らせるのか、などを相談してみましょう。

一括見積もりを利用して最も安い業者に依頼する

色々な引越し業者の料金を比較して決めたいけれど、それって結構な労力を伴います。

そのような時に便利なのが、「一括見積もり」です。簡単な情報を入力するだけで、引越し業者各社から見積もりが提示されてきます。

さらには、各社とも比較されていることがわかっているので、より安く、より安くという競争が起こります。よって、一括見積もりを経由することによって引越し料金はとても安くなります。

私もこの一括見積もりを利用したことがありますが、

  • 2tロングトラック1台分の荷物量
  • 引越し時期は通常期の10月

という状況で2万円で引越しを依頼することができました。

一括見積もりサービスは一度に多数の引越し業者の見積もりを取れる反面、多数の引越し業者に自分の連絡先を提供していることになります。私の時は激しい電話営業が数分ごとに続きました…。

(電話営業がしつこい業者にはもちろん依頼する気にはならず、他に好感が持てて安く請け負ってくれる業者に依頼しましたが。)

マイナスな面もありますが、便利なことも確かです。せめて、見積もりを取る業者と何社に依頼するのかを自分で決めることができたら、気分も違いますよね。以下のSUUMOの一括見積もりサイトからであれば、それができます。ご参考までに。

交渉する

できれば見積もり訪問をしてもらうことをおすすめします。もしも荷物を減らして料金を安くしたい場合、どの程度減らせば安くなるのかというところも相談できますし、訪問に来てくれた営業マンもなんとか安くして依頼を受けたいと頑張ってくれるはずです。

度を超えた値切りはナンセンスですが、専門家の知恵を借りながら、相互にとってより良い策が見つかるように交渉してみましょう。

また見積もり訪問にはもうひとつ利点があって、必要なトラックの規模を正確に割り出してくれるところです。

実際に荷物の種類や量を見てもらわない場合、引越し業社は余裕をもたせて大きめのトラックを用意してきてくれます。「もっと小さいトラックで良かったのに…」と言ったところでお金が返ってくるわけではありません。やはり訪問して見てもらうのは大事だと思います。

月の真ん中ごろを狙おう

引越し費用が割高になる時期は繁忙期以外にもあって、月の初めと月の終わりにも多少高くなるようです。繁忙期が避けられない場合は、一ヶ月の中で時期の調整をしてみましょう。

平日を狙おう

また、土日祝日に引越しが集中するというデータもあります。忙しくて平日は会社を休めないという会社員の方がほとんどだと思いますが、引越しは身も心も疲れる一大イベントです。

土日祝日はしっかりと休養するためにとっておいて、平日を引越し日に充てるのはいかがですか?

時間帯でも料金は変わる

一日のうちで朝早いほど引越し料金は高く、夜に近づくほど料金は安くなります。気分としては朝一番に引越しをしてしまって、明るいうちに新居のお掃除や荷物整理をしておきたいものですよね。

でもそのあたりに強いこだわりがないようであれば、夜に引越し作業をしてもらうのも料金を安く抑えるコツです。ただし繁忙期は引越しスタッフは何件も掛け持ちしています。予約時間に遅れる可能性も踏まえた上で、引越しの時間を考えましょう。

時間を指定しない・日にちの候補はいくつか提示してみる

こちらから時間を指定しないことで、引越し業社も時間の融通を利かせることができ、結果、料金を安くしてくれることもあるようです。ただし、「何時に来るかわからない」というのもストレスですね。

のんびりと待っていられるならば、この方法も良いでしょう。

また、引越し可能な日にちをいくつか提示して、その中で最安にしてもらえる日に決定するのも良いでしょう。

JAFカードやクレジットカードの特典を利用する

JAFカードクレジットカードをお持ちであれば、特典を確認してみましょう!

特典の中に引越しサービスが含まれてはいないでしょうか。JAF会員の方は、こちらのJAF会員優待情報 の検索項目でジャンルを「暮らし」キーワードに「引越し」と入力して検索してみてください。有名な大手引越し業社がずらっと出てきます。

どの引越し業社が割引になるかというのも、クレジットカード会社によって違います。

 

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。色々な節約ポイントがありますね!

引越し費用はできるだけ抑えたいところですが、あまりに安さを追い求めすぎると、引越し作業のクオリティにも差し障ります。

(例えば、ベテラン作業員よりも経験の浅いスタッフやアルバイトが派遣されるなど)

また、不用品回収業者なども引越しサービスを行っていたりしていて、料金はかなり安めです。不用品処分も併せて考えると手間も減って魅力的ですが、荷物の扱いや信用できる企業かどうかなど、よりシビアな目を持って選択することが求められます。

引越し費用を安く抑えるために、できそうなことは検討・トライしてみてください。

※こちらの記事でご紹介した引越し費用平均は、不動産・住宅サイトSUUMO(スーモ)の利用者口コミデータによるものです。